J・RESIDENCE AKASHI
住み継がれる家
各所に設けた「間」が内と外との境界を曖昧にし、空間を延長して広々と感じさせてくれる。一義的でない空間となることで生まれる豊かさは、日本特有の美である。
上質な住宅を提供することで、スクラップアンドビルドを繰り返すのではなくストック活用される住宅を普及させたいと考えた。
J・URBANⅢ NISHIARAI
「間」で住まいを開く
住宅密集地では近隣住戸との間隔が充分に取れず、住まい手のプライバシーを守るために閉鎖的な住宅になりがちである。また、閉じた住宅では採光や通風が悪くなり、快適さの面で妥協せざるを得ない状況である。かつての日本の住まいには、縁側や土間のような内と外を取り持つ「間」が存在していた。失われた「間」を取り戻すことで、都市型住宅の問題を解決できると考えた。 街と人とを分断せず、互いの関係を緩やかにつなげることができれば、 広がりのある心地よい関係性が生まれるだろう。